悲しみに暮れるジャニオタがSEVENTEENに慰められた話

出会いがあれば別れがある、とはよく言ったもので、わたしとSEVENTEENの出会いは「別れ」の直後だった。

2020年のジャニーズは別れが特に多かった。華やかな別れもあれば、呆気ない別れもあった。わたしはというと後者の別れを経験して半年以上の時間が経ったけれど、それでもふとした瞬間に悲しみに引き摺られそうになる。それくらい辛かった。*1

 

そんなことを経験していればもうアイドルを応援することを嫌になることだってありえたし、実際そうなるだろうな〜と思っていた。

なのにわたしは性懲りも無く新しいアイドルに手を出してしまった。それがSEVENTEENだった。もはやジャニーズでもないどころか日本のアイドルでさえない。

 

…でもそれくらい彼らの求心力がすごいって話がしたくて、この文章を書くことにします!(急な方向転換)

 

厳密にいうと、出会う前から彼らのことを知っていた。日プを見ていたからHighlightを歌ってる人達だという認識はあった。でもそのときは本人のパフォーマンスまでたどり着かなかった。色々あって*2Netflixで知ってるお兄さん(2019年8月10日回)を流し見して、ジュンさんが綺麗な顔してるなと思ったけど、そのまま終わっていた。すれ違って、あれ?と思って振り向いたけどまあいっか。とそのまま通り過ぎた感じ。(なにやってんの?)

 

前述したように、別れの直後に出会いはやってきた。Twitterのタイムラインに金髪の人の写真(ジョンハンさんだった)が流れてきて、別れの悲しみのど真ん中にいた私はその写真に写る彼を、別れた彼と重ねて脳が震えた。心とかじゃなく脳が震えた。手越だ……と思った。いま同じ写真を見たら全然手越ではないのに、そのときは手越だ……と思った。

 

そこからは早かった。もうアイドルを好きになれないかもしれないなんてバカだった。

アイドルで生まれた悲しみはアイドルで埋めるしかない。

 

曲を聴いた。在宅勤務だったから仕事をしながらずっと聴いた。結果、めっちゃ良かった。ほとんど韓国語だから何言ってるかわからない。ただ耳馴染みが凄まじく良い。それが在宅勤務BGMとしては5億点満点だった。

大変気に入ったので仕事してる時以外にも聴くことにして、日本語バージョンの曲も聴き始めた。

そして初めて247の日本語バージョンを聴いた時死ぬほど衝撃を受けた。

眠るときは 気を付けるんだ

夢に誰もこないように

 

知られてしまうのが怖いんだ

君の夢だけ見てるって

ええ……

甘ーーーーーーーーい!!!!!!!!!

 

こんな歌詞だったん…!?ちょっとやだ早く言ってよ……*3

 

本当におかしい話だと思うけれどK-POPに明るくないわたしは、K-POPで愛とか恋とかを歌うことってあんまり無いんだろうなと思い込んでいた。自然の美しさとか宇宙の壮大さとか人生の素晴らしさとか、自分や周りへの励ましを歌う文化なんだと思ってた(なんで?)

 

ちょっと待って思ってたのと違うんだけど!?(オタクはすぐ待たせる)ということで急いで色んな曲の日本語訳を調べ始めた。頭を抱えるほどよかった。こんなのキンプリじゃん…*4って何回も言った。ついにパフォーマンス動画に手を出し始めた。ここまで来ると絶対にもう戻れない。節操もなく色んなアイドルに手を出してきたわたしは本能でわかる。

 

この沼はヤバい。

 

でも気づいた時にはもう遅いこともわかる。

 

ありがとうございました。(完敗)

 

 

ただひとつ問題が。

多いな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(人が)

 

何を今更、という感じだが人が多い。「17人じゃなくて13人か〜」と一瞬安心したけど多いものは多い。

しかもなんとなく覚えてもすぐ髪型が変わるし、名前の響きも慣れないのになんか色んな呼ばれ方するし…><

ジャニーズだったら毎月山のように出る雑誌を読んだり毎週のラジオを聴けば良いし、実際そうやってきたのにその手が全く通用しない!正に異文化オブ異文化。

 

最終的には、少年忍者に比べれば少ない!という心許なさすぎる一点だけを胸にがんばりました。

わかりやすい特徴があったり、あまりにも自分の好みの顔であればパッと覚えられたけれど、全員その戦法で攻めるのは無理だったので雰囲気が似てるアイドルを探したり。もはやジャニーズではないアイドルも総動員。

エスクプスさん→宮近海斗

ミンギュ→小瀧望

ウォヌさん→金城碧海

ウジさん→神山智洋

ディノさん→河野ジュンキ

ジョシュアさん→天祥院英智(あんスタ)

あとはイメージで覚えたり。まあ改めて書くと意味わかんないイメージですが。

ドギョムさん→こういう顔の子はリアコだと相場が決まってる

スングァンさん→「ジュニアにQ」を仕切りそうな人

 なるほどオタク経験も捨てたものではないことがわかった。

 

今も13人でいるところを見ると多いな!と思うものの、一人でも欠けてるとなんだか少ない感じもして不思議。

みんな個性豊かで、それぞれしっかりと自分の考えや信念を持っていて、色んな方法で愛を伝えてくれて受け取ってくれて……

みんな人として出来すぎててなんかもうSEVENTEENに入りたい人生だった……いやどう考えても邪魔すぎるんだけど…SEVENTEENと一緒に夢を追いかけたい人生だった……時にはムカつくこともぶつかることもあるだろうけど同じ夢や目標に向かって励ましあっていく仲間でありたかった……SEVENTEENに入りたかった……(何回言うのよ)

 

はい。(?)

 

そんなこんなでセミコロンを買ったり、オンラインコンサートも見て、すっかりカラット…カラット(言い慣れないしちょっと照れちゃう)となりました。ジュンさんが好きです。でもみんな愛しい。愛。

 

オンラインコンサートを2回見終えてこの文章を書いているので、ホシさんのアイドル性が重岡さんを彷彿とさせる話とか、チャイナというヤバすぎるシンメの話(MYIの演出ふまけんでやってくれ)とか、FearがジャニーズJrの支持率高そうな曲だと思ってしまった話も書きたいけど、もう長くなるのでこの辺で。またいつか気が向いたら書こう。

 

最後に、彼らと出会うきっかけになった悲しみだけじゃなくて、すごく不安だったり、人間に飢えた生活を送っている今の寂しさまでも癒してくれるのがありがたいし、新しい世界を見せてくれたことに感謝してもしきれない。ありがとう。감사합니다 。セクシーサンキュー。

そして「会えないことが当たり前」の世界で彼らに出会ったわたしが、元に戻った世界で彼らにどういう感情を抱くのか、本当に楽しみ。果たしてわたしが彼らのコンサートに行ける日は来るのか!?

 

まずはSEVENTEENカフェなるものに行きたいけれど、まったくなーんにもシステムがわからないし、ひとりで行っていいところなのかも謎だけど、これもまた異文化交流だと思って飛び込んでみようと思います。オタクなので下調べは得意だし!

 

それでは〜。

あ、Twitterはじめました。

*1:あくまでもふとした瞬間に寂しくなるだけで、基本的には辞める決断をした方も残る決断をした方も両方ニコニコと応援しています。

*2:いま振り返ると色んな要素があってもはや運命的に彼らに辿り着けた気がするけどその話は長いので割愛する

*3:そもそも13月とかいうワードはあまりにもジャニーズみが強いよ!!!

*4:わたしがアイドルを褒める時に軽率に使う言葉。特に深い意味は無い